2016年6月29日
2016年6月末から、新宿伊勢丹5階のアートフレームで、デジタルアートのコンテンツとして赤外線センサーを使った映像/音声切替システムや、Kinectを用いたシステムが採用されました。
◆日程:
2016年6月29日~8月22日
◆場所:
新宿伊勢丹5階のアートフレーム
◆システム:
今回は夏のアートとして、「朱の美」というテーマでの演出となりました。
(1) 「花火」
人感センサー付き 音声再生ユニット(2個)が採用されました。
花火のデザインが取り入れられたアートフレームの前を歩くと
人感センサーが反応し、花火が打ちあがる音がなります。
(2) 「屋台」
Kinectにより、人やものの影を映し込む演出が採用されました。
モニターを横置きで縦2面のマルチモニターの中に神社の屋台が描かれ、
周りの絵とモニターの絵が連続した絵で表現される世界で、人の影が
アニメーションします。その中にセンサーで検知されたモニターの前の人
の影が重なり、自分が絵の中に入ったような演出です。
(3) 「井戸・妖怪」
人感センサーで映像が切り替わるシステムが採用されました。
井戸の下にモニターを寝かして入れ、井戸に人感センサーを取り付け、
井戸を覗き込むと妖怪が現れる映像演出です。
※ 今回のポイント
フレーム内のアートデザインの決定に時間がかかるため、
デジタルシステムについても、短期間で仕上げる必要があり、
デザイン会社との連携をうまく進めて納めることができました。
アートな空間に、デジタルがちょうど良い具合で重なり、
アナログ感を保ったままデジタルが融合した演出ができました。